2024-07-29

福知山自主防災ネットワーク広報紙No.11

 第6回公開研修会の開催報告

開催日時 2024年6月23日(日)13:30~16:30
開催場所 福知山市三段池体育館会議室他
主催 福知山自主防災ネットワーク
後援 福知山市、福知山市社会福祉協議会、両丹日日新聞社

《主な記事》

  1. 参加人数及び主な内容
  2. 参加者アンケート結果紹介(抜粋)
  3. 参加者感想(1)グループ討議について 他
  4. 参加者感想(2)日本の災害支援体制について思うこと 他
  5. 当面の取組紹介

下の画像上でクリック(タップ)するとより大きな画像でご覧いただけます。





2024-07-07

第6回公開研修会を終えて

 福知山自主防災ネットワーク
 第6回公開研修会実施報告

 日時 2024年6月23日(日) 13:30~16:30
 場所 福知山市三段池体育館会議室他

左のスクリーンでは、要約筆記者による文字情報投影行っています。

《参加者》100名

(内訳)一般参加者40名、会員・相談役39名、行政関係者14名、手話通訳者3名、要約筆記者3名、新聞記者1名

  • 一般参加者の内、役職が判明している方のほとんどが自治会長・民生児童委員・自治会役員であった。
  • 他に、ろうあ者が4名、難聴者3名が参加され、その方たちのための情報共有保障として、手話通訳者3名と要約筆記者3名を福知山市が派遣

《主な内容》


《第1部》では、福知山市社会福祉協議会の職員、竹本悠二さん、岸本晋吾さん、桐村風香さんの3名の方から「能登半島地震被災地支援に入って」と題し、現地の様子や感じた課題などを話していただきました。

自分が関わった支援活動の内容や様子を具体的に報告していただき、参加者からはよくわかったと高い評価をいただきました。※参加者アンケート結果参照


《第2部》では、福知山自主防災ネットワーク事務局が災害関連死についての問題提起を行いました。(提起者 事務局長 大西勝己)

2016年に発生した熊本地震を主な題材にして、災害からせっかく生き延びた命がその後の劣悪な避難生活の中で奪われるという災害関連死の実態や原因、さらにそれを防ぐために必要なことなどについて、朝日新聞デジタルとNHK防災のWeb記事を紹介しながら問題提起しました。

《第3部》では、行政関係者及び相談役議員にも参加していただき、少人数によるグループ討議を8班に分かれて行いました。

今回はろうあ者と難聴者の方がグループ討議に参加されるため要約筆記者を配置する班と手話通訳者を配置する班を作り、そこにろうあ者と難聴者の方に入っていただきました。

今後、参加者アンケートや班討議の記録などを参考にして運営のさらなる改善を行う予定です。

《参加者アンケートより》

1 満足度集計結果 提出数58

1部:報告「能登半島被災地支援に入って」
2部:問題提起「災害関連死について」
第3部:グループ討議

2 コメント ※抜粋

1. 《第1部「能登半島地震被災地に入って」》

・貴重な意見をありがとうございました。実際現地で見てきた貴重な話が聞けた。
・桐村さんの話良かったです。
・公的支援の実際が分かった。
・社協の方の熱が伝わってきた。自分で、地域でできることは何か考える大切な時間となった。
・体験談がよかった。思いが伝わってきた。
・行政の報告のレポートは不要、ボランティアの仕方を知りたい。
・被災地支援の大変や難しさを改めて実感した。

2.《第2部 問題提起「災害関連死について」》

・「TKB」について知らないことが多く学びになりました。災害時のフェーズを意識することが必要だと感じました。
・避難より大切な提起だったと思います。
・災害関連死に関しては考えていかなければならない問題であるし、環境が変わるとストレスが多くなることは知られている。討議の中でも自助共助の部分、公助としてかかわる部分の線引きがひつようではないか。そういう意識を一人一人が持たなければ災害関連死は防げないと感じました。
・大変貴重な問題です。みんなの意識が変わることを願ってます。
・TKBが大事だと思いました。問題がいっぱいあることが分かった。
・災害に伴う対応として大きな課題をテーマにしていただいたことは大きな意義がある。
・個人レベルの問題ではないと思う。
・「TKB」のことが具体的に分かった。
・避難所の環境が避難所の思いを組む、トイレ地元業者で作れないか?

3.《第3部 グループ討議》

・皆様の地域での取り組みや想いを窺うことができました。
・少人数で発言しやすかった。
・時間が足りないようだったが、グループ内で交流できてよかった。
・隣の班の声が大きくグループ内での話が聞こえづらかった。
・意識の高い方ばかりでよかった。
・各自治会の取組が聞けて勉強になりました。
・様々な意見交換ができよかった。
・活発な意見が出て、時間が足りないくらいであった。
・他の自治会の取組が参考になりました。
・地域によってちがいがあり参考になった。

4.《その他》

【全体感想】
・今回初めて参加してみて、参加して良かったと思います。ボランティアで参加された方の体験が聞けたことが大きかったです。
・勉強・学習しながら少しずつ課題解決してほしい。
・このような会議は気づかされることが多く、今後も積極的に開催をお願いします。
・男女共同参画の視点で防災を考えたい。
・防災マップの必要性を強く感じた。
・社協の桐村さんの実体験、ボランティアの補助・施設の方への補助を初めて知った。
・私の場合は実際に経験したことはないし、見に行ったこともないので少し難しかったです。
・大変良かった。今後も頑張ってください。
・聞いたことをメモしたいのでできればテーブルの席がよい。
・グループ討議は大変必要と思いますが、私は人前で話すのが苦手で消防の防災や講習やその他の講習会が出席はしたいがグループ討議がある日、その時は少しひき、出席を控えたいと思います。できればないほうが嬉しい。
・いつもお世話になっております。行政関係の方とかもっと参加していただけたらと思います。
・皆で防災について考えるよい機会になりました。参加でき良かったです。ありがとうございました。
・防災意識が高まりました。トイレ・キッチン・ベッド、課題があるなと感じました。
・非常に良い体験でした。桐村さんの話が特によい。その思いの人ばかりならすべてうまくいく。
・耳の不自由な方や被災された方の話が聞けて大変役に立ちました。
・企画・運営ありがとうございました。
・防災意識の高い人が集まっているため参考になる意見が多く出ており、有意義な研修でした。
・今回初めての参加でしたが、能登半島地震もあり、「我が事」のように感じることができ、学びが多い時間となりました。
・多様なご意見を聞かせていただき参考になりました。
・全体としてとてもいい取り組みですので応援しています。
・各自治会での取り組みが多種多様で勉強になった。参加されている方の防災意識が高く自分の地元よりもすごく取組が進んでいると思いました。
・いろんな職種、立場の違う方と意見交流・情報交換ができとても有意義な時間でした。
・普段入ってこない情報も得ることができました。今後、自主防災の取組に参加したいと思います。自分の自治会でどのような対応をしているのか確認してみます。
・災害は身近なものですが、なかなか考える時間がないので貴重な時間だったかと思います。
・普段ゆっくり話す機会がないのでこのような多種多様な方との話し合いや意見を交わす場はとても貴重でありがたいと思っています。
・自分が住んでいるところは水がつかず、地震もなく実感が薄れているように思います。いつどんな災害が起きるかわからない、災害が起きた時どう動けるのか改めて感じさせられました。

【福知山市への要望や質問など】
・市の避難体制などの説明が聞きたい
・福知山市の避難所のTKBの充実を声を大にして求めていきたい。段ボールベッドぜひ設置してほしい。エアコンも設置してほしい。
・福知山市内の避難所の充実を切にお願いしたい。(エアコン、段ボールベッドなど)
・グループ討議で質問が出ました。北海道や岡山のTKBに同等の様な体制が福知山市で行われているが自主防災さんで聞いてみてほしい。

《事務局より》
8月上旬に発行予定の広報紙No.11に、今回の研修会に参加された難聴者の方や初めて参加された自治会長の方の感想を掲載予定ですぜひお読みください。