福知山 自主防災でつながる輪(和)! 京都府福知山市の市民有志が「自主防災」をキーワードにつながり、活動交流や研修を行っている「福知山自主防災ネットワーク」の公式情報発信ブログです。
2024-05-21
福知山自主防災ネットワーク 広報紙 No.10
福知山自主防災ネットワーク
2024-04-28
令和6年度総会報告(2)
福知山自主防災ネットワーク
令和6年度総会開催
2024年4月25日(木) 午後7時
中丹勤労者福祉会館
《総会で確認された今年度活動計画》
1 令和6年度活動の重点
- 地域の自主防災活動の実践発掘と交流
- 地域の自主防災組織役員を対象とした研修会
- 自主防災組織の現状把握と活性化のための方策
- 土砂災害から生命を守るための啓発
- 車中泊避難の実践と課題解決
- 熱中症やヒートショックによる浴事故防止などの取組重視
- 広報紙を通じた啓発活動
- 災害関連死を防ぐ手立て
- 啓発活動
- 普段からの準備 行政、地域、住民のそれぞれの課題
1. 会員拡大
2. LINE登録者拡大 (現在55名)
会員LINEの運用改善 全体に周知の投稿重視、個別投稿自粛(出欠連絡等)
3. 事務局体制の拡充
学生事務局員の補充
4. 役員の増員と役員会議の重視
女性役員の増員
防災実技研修、自主防災組織の現状と課題把握
年度内2回 6月、11月
自主防災活動を担う人材を対象にした研修会の重視
自主防災活動等の先進事例の発掘と交流
- ニュースの発行 年3回予定
- 公式ブログの活用 随時更新 ※管理・運用責任者 事務局長
- 資料集の発行、整備
2 令和6年度年間行事計画
《主な日程》
◇5月22日(水) 第27回事務局会議 ※変更
《令和6年度役員体制》
足立 幸恵 (昭和)※副事務局長
井上 良延 (大正)
大志万 博 (佐賀)※事務局長補佐
桐村 和伸 (下豊富)
串尾 純子 (昭和)
小滝 篤夫 (遷喬)
塩見 米市 (昭和)※事務局長補佐
高橋香壽美(六人部)
高橋 忠男 (昭和)※代表補佐
高橋 正英 (惇明)
高見 久雄 (六人部)
中村 晶子 (上豊富)
西田 好孝 (雲原)
山邊 義弘 (昭和)※事務局長補佐
大西 勝己 (昭和)
会計
足立 幸恵 (昭和)
大野 森志(成仁)
迫田 厚(大江)
大西 利明(昭和)
2024-04-27
2024-04-26
令和6年度総会開催報告
福知山自主防災ネットワーク
令和6年度総会開催
2024年4月25日(木) 午後7時
中丹勤労者福祉会館
昨日開催した令和6年度総会には、会員30人、相談役8人、行政等関係者12人の計50人の出席がありました。
※報告資料(スライド)掲載
《議事》
2024-04-15
福知山自主防災ネットワーク第6回 公開研修会のご案内
福知山自主防災ネットワーク
第6回公開研修会のご案内
テーマ「能登半島地震から考える災害への備え」
日時 2024年6月23日(日) 午後1時30分開会 ※3時間予定
場所 福知山市三段池体育館地下会議室他
後援 福知山市、福知山市社会福祉協議会、両丹日日新聞社
本年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、日本の防災対策や被災者支援活動の課題を改めて私たちに突き付けました。今回の第6回公開研修会では、能登半島地震被災地の状況を踏まえ、私たちの地域での今後の災害への備えについて学び合いたいと思います。参加対象者として、地域の自治会長・自治会役員・自主防災組織役員(経験者含む)、民生児童委員、高齢者等福祉支援・防災等の行政関係者、府・市議会議員、自主防災活動推進に関心のある一般市民や学生の方などを想定しています。ぜひご参加下さい。
《これまでの公開研修会の様子》
2024-03-24
令和6年度総会のご案内
福知山自主防災ネットワーク
令和6年度総会のご案内
◇日時 令和6年4月25日(木)午後7時開会
◇場所 中丹勤労者福祉会館 第10会議室
(総会内容)
- 令和5年度活動報告
- 令和5年度会計決算報告・監査報告
- 令和6年度活動計画提案
- 令和6年度役員体制提案
2024-03-02
第10回役員会議開催
福知山自主防災ネットワーク
第10回役員会議
2024年2月28日(水)19:00開会
中丹勤労者福祉会館
出席 11名(17名中)
1 令和6年度総会について
4月25日(木)午後7時
2 次年度活動方針
(1) 取組課題(テーマ)
- 地域の自主防災活動の実践発掘と交流
- 地域の自主防災組織役員を対象とした研修会
- 自主防災組織の現状把握と活性化のための方策
- 土砂災害から生命を守るための啓発
- 車中泊避難の実践と課題解決
- 熱中症やヒートショックによる浴事故防止などの取組重視
- 広報紙を通じた啓発活動
- 災害関連死を防ぐ手立て 啓発活動と普段からの準備確認(行政、地域、住民それぞれの課題)
(2) 令和6年度年間行事計画(案)
令和6年4月 総会
5月 事務局会議
6月 事務局会議
第6回公開研修会
7月 役員会議
第6回公開研修会まとめ発行
ニュースNo.11発行
8月 事務局会議
9月 会員研修会・役員会議
10月 事務局会議
11月 第7回公開研修会
12月 役員会議
3 6月公開研修会(第6回)(案)
三段池体育館会議室他(予定)
(2) 内容
能登半島地震被災地支援に入って(仮題)
報告者 福知山市社旗福祉協議会担当者
2. 問題提起 災害関連死を防ぐために(事務局)
3. グループ討議 ※講演と問題提起を受けての意見交換 他
(3) 参加対象者
- 自治会長など自治会役員
- 民生児童委員
- 自主防災組織役員
- 避難支援・避難所運営等に関心のある市民、行政関係者、議員など
(4) 留意点
・進行係の改善
・記録係の適正配置
・報告集(グループ討議まとめ他)配布のための住所把握
・他
4 9月 令和6年度会員研修会
(1) 日時・場所防災センター研修室
(2) 内容
②自主防災組及び地域福祉活動実践報告
5 11月 第7回公開研修会
(1) 日時(2) 場所 未定
①講演 講師 小瀧篤夫先生(地質学者・京都府立大非常勤講師)
②自治会(防災組織)実践報告
《当面の日程》
3月23日(土) 第26回事務局会議
3月27日(水) 会計監査
4月25日(木) 令和6年度総会
聴覚障害者等対象の避難訓練
福知山市内在住の
「聞こえない方」「聞こえにくい方」対象の防災訓練が行われました!
会場 福知山市総合福祉会館 ※案内チラシ下に掲載
聴覚障害のある方が、避難所で流される音声情報に気づかず、入浴や食料などの支援から取り残されている現状がこれまでの被災地から報告されています。今回の取組は、健常者が多数を占める避難所で障害のある方たちが置き去りにされたり、居心地が悪くなったりしないために何が必要か探る上で非常に有益なものとなりました。
私たち福知山自主防災ネットワークの事務局メンバー4人は耳栓をして参加し、耳の聞こえない方の避難所での疑似体験を行いました。
避難所到着後に受付を行いますが、筆談ボードが準備されていたので受付そのものはスムーズに行きました。ところが、階段を上がって行った先の避難すべき部屋の場所が分からず困りました。途中に居るスタッフは口に×印があり情報提供しない役だったので、教えてくれません。「情報弱者」とはこのことかと思いました。
やっとたどり着いた避難部屋には、聴覚障害のある方の他、数人の若者がいました。若者たちは自分たちで仲良く楽しそうにしゃべっています。部屋に入った私たちは状況が分からず戸惑うばかり。完全に取り残された状況で30分ほど過ごし非常に疲れました。
健常者であれば自分からコミュニケーションを取り、その場の状況などを把握しようとするのでしょうが、聞こえない・話せない立場になると訳が分からないばかりです。
以上の経験から、避難所へ来られた方、特にハンディがある方の受付や避難部屋への案内、部屋内などでの気配りのある対応が必要と思いました。
避難所を開設するなら、受付担当だけでなく避難部屋の担当者も置き、新しく入室した方への状況説明や困りごと把握などをするのが必要だと思います。それは、市の職員でなくても避難している方の中から決めるのでもいいでしょう。来られた方が聞こえない方だと分かれば筆談ボードでの対応もできます。
これまでは実際に避難された方が少なく、またその中でも障害のある方の避難はさらに少ないと聞いています。能登半島地震のような大きな災害が起こったときに慌てずに済むように、今回のような実践的な避難訓練を実施し課題を見つけることは非常に有益だと感じました。
2024-01-08
福知山自主防災ネットワーク 広報紙 No.9
ニュース第9号
2024年1月7日発行
今回のニュースでは、2023年11月12日に開催した第2回市民防災講座(主催 福知山自主防災ネットワーク)の主な内容を紹介しています。
《主な内容》
1 矢守先生の講演を聴いて- 過去の災害から学ぶ
- 自然災害としての熱中症
- 豪雨「 記録破り」が毎年のことに
- 避難行動要支援者について
3 自治会の自主活動実践報告まとめ
福知山自主防災ネットワークの会員及び相談役の皆様には一定部数届けますので、自治会役員、自主防災関係者などへの配布など、有効活用をお願いします。
2024-01-05
過去の災害から学ぶ今日の課題
令和6年能登半島地震発生にあたり第2回市民防災講座 矢守講演を振り返る
(福知山自主防災ネットワーク 事務局)
令和5年11月12日(日)に開催した第2回市民防災講座(主催 福知山自主防災ネットワーク)において、京都大学防災研究所教授・矢守克也先生に「「異常気象による災害から身を守るために」とのテーマで講演していただきました。
講演では、「複合災害としての関東大震災」や「自然災害としての熱中症」、「災害時要支援者への取組の発展方向」など、過去から現在、そしてこの先へとつなげていくたいへん重要な考え方を教えていただきました。
令和6年能登半島地震発生にあたり、改めて矢守先生の講演(「関東大震災100年」の部分)について振り返ってみました。
関東大震災
火災の他、津波や土砂災害による犠牲者も出ている。
関東大震災はまさしく「複合災害」であったことがよく理解できました。
阪神淡路大震災
※地震発生が午前5時46分であり、多くの方が就寝中であったことや「古い耐震基準」で建てられた建物の倒壊が主な要因。高齢者、特に女性の高齢者に死亡が多かったこと、男女とも20~24歳に比較的死者が多かったことも特徴。(厚生労働省「阪神淡路大震災による死亡の状況」)
東日本大震災
※犠牲者の65%が60才以上の高齢者。高齢者の多い地域であり、在宅時に逃げ遅れた可能性を指摘(日経新聞)
熊本大地震
2016年4月14日からの熊本大地震では、犠牲者の約8割が避難生活の中での「災害関連死」となっている。
「災害関連死」について調べてみると次のような資料がありました。
※「災害関連死」の例(内閣府)
- 避難中の車内で74歳女性が、疲労による心疾患で死亡
- 78歳男性が、地震後の疲労等による心不全で死亡
- 83歳女性が慣れない避難所生活から肺炎状態となり、入院先の病 院で死亡
- 32歳男性が、地震による疲労が原因と思われる交通事故による死亡
- 43歳女性が、エコノミー症候群の疑いで死亡
- 88歳男性が地震による栄養障害及び持病の悪化等により死亡
- 83歳女性が地震のショック及び余震への恐怖が原因で、急性心筋梗塞により死亡と推定
過去の災害から学ぶ
- 関東大震災の被災状況を分析すると、「複合災害」により被害がいっそう大きくなったことが分かる。
- 阪神淡路大震災では、「古い耐震基準」の危険性を知ることができる。
- 東北大震災では、地震が引き起こす大津波の壊滅的な危険性、そして、在宅の確率の高い高齢者や障害がある方などの被害が大きくなることが分かる。
- 熊本大地震では、地震による「直接死」よりも避難生活の中での「災害関連死」が圧倒的に多かった。